限られた時間の中で

入院している方を見舞うために設けられた面会時間がもう少し長ければいいのに、と思っている人は多いと思います。
病人と関われる時間が少ないないことに、ときに苦痛に感じる。
面会時間が、さながら砂時計の砂が下に落ちきるまでの時間なのだというくらいに捉えている方は意外と多いと思う。

患者の容態をおもんぱかろうとする病院側の方針の下に、
面会時間が限られたものだとしても貴重な時間なのだと捉えている方はいると思うのです。

看護師は、入院患者と知人が面会に花を咲かせている場面を見たときに、
できることなら患者とその知人のために面会時間を伸ばしてやりたいと思う気持ちは、いつも持っています。
特に、患者の命が残り少ない場合だとしたら、
最期の別れになるかもしれないからこそ、面会時間の中で取り交わされる交流が意義のあるものであるべきだとする気持ちが強くなります。

面会時間を気にしなくて良いというと、なおさら終わりを意識してしまう。
看護師としては、声のかけ方にいつも緊張しています。
臨終が近い患者さんを受け持つと、誰か来てあげてほしい、声をかけてほしいと見守っています。